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3分過ぎの白煙は第1段の分離機構によるものです。
プロトンロケットの本体である第1~3段は燃料がN2O4/UDMHなので、固体ロケットやLOX/ケロシンロケットのような濃い煙が発生しません。
炎の色も薄いので、白熱したノズルが小さな点のように見えるだけで視認困難になりますが、これで正常です(日本のH-II系やスペースシャトルのようなLOX/LH2ロケットも、固体ブースター分離後は同様の見た目になります)。
途中から下に向かっているように見えるのは水平方向にも加速している(むしろそちらがメイン)ためで、地平線の向こうへ向かって飛ぶ飛行機雲が一見したに向かって伸びているのと同じ理屈ですね。
問題のブロックDMというのは、オプションとして追加されている第4段で、もっと後(地平線の向こう側に隠れ、さらに暫く経ってから)の段階で使用されるものです。
ちなみに失敗原因ですが、ブロックDMの機器自体は正常で、燃料を誤って25%多く充填してしまったために過積載となったのが原因だったそうです。